オモト
何の花かお分かりでしょうか? 右の写真を見ればすぐ分かると思いますがオモトの花です。私もはじめて見たときは、” つぼみ ”だと思って、花がなかなか咲かないなと花の咲くのを待ったいたのですが、一向に変化がありません。そのうち、あきらめて、晩秋のある日、ふと見たら2~3個の赤い実がついていました。
オモトは、常緑の草本で、冬でも葉が青々と茂っているので、丈夫な植物です。そのようなところから漢字で「万年青」と書いて”オモト”と読ませています。生命力が強いので、” 不老長寿 ”の縁起のよい植物として、江戸時代は、大変人気があったそうです。昔は、新築の時、お祝いとして贈られたりしました。
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左:オモトの花 右:オモトの花穂
メモ:花は、肉厚の淡黄色の6枚の花びら(花被片)に囲まれた中に、6本の短いオシベ(雄ズイ)があって、中央にメシベが1本あり、花柱は3つに裂けています。これが亀甲状にびっしり並んで花穂を形成しています。
花は、蝸牛媒花であるといわれています。これは、カタツムリやナメクジが花穂を這い回って花被を食べるときに、花粉が媒介されて受粉が行われ、種子ができるだというのです。オモトの葉が白く傷だらけになっているのは、ナメクジが食べた跡なので、あるいはそうかも知れないと思われますが、自家受粉説、昆虫媒介説などの異説もあります。私は、どちらか未だ決めかねています。
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