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2006/12/31

ガガイモ(袋果)の鞘

雑木林の端に生えた小さな雑木に絡まって、ガガイモの袋果が1個、ぽつんとぶらさがっていました。花は薄い紫色か白花を咲かせますが、ちいさくてあまり目立ちません。しかし、冬枯れの今の時期のガガイモは、その大きな袋果のさや(鞘)がちょっと人目をひきます。

Ha_01_01agagaimo0010061230
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ガガイモの果実(袋果):1カ所で、果皮がたてに裂ける果実を「袋果」と呼んでいます。さや(鞘)の中には、まだ綿毛のついた種子が2個残っていました。

Ha_01_01agagaimo0030061230ガガイモは古くから知られている植物であることを知りました。
古事記には次のような記述(要約)があります。
「大国主命が、出雲の美保の岬に出かけた時のことでした。海の波の上に「かかみ舟(羅摩舟)」に乗って漂っている神がおりました。命は「何という神か?」とお供の者に聞きましたが、誰一人知る人はいませんでした。そこへ、ヒキガエルが出てきて、「かかし(久延毘古)が知っているでしょう」と教えてくれました。そこでかかし(案山子)に聞くと、「その神は、カミムスビノカミの御子のスクナヒコノカミ(少名毘古神)です」と答えてくれました。
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Ha_01_01agagaimo0020061230古事記にでてくる「かかみ(羅摩)」とは、ガガイモの古語で、その果実(袋果)の鞘は小さな小船のような形をしているので、水に浮かべることができます。
その、「ガガイモの果実のサヤ」が、日本の神話に登場するとは、思いもよりませんでした。
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コメント

ガガイモの鞘も、神話も初めてで新鮮な感じでした、
今年も今日で終わりですね
いろいろ勉強になり楽しませて頂き
有り難うございました
来年も宜しくお願い致します、
良いお年をお迎え下さい。

投稿: mico | 2006/12/31 15:19

ぴょんぴょんさん、こんばんは
ガガイモ、私もまだ実物を見たことはありません。
ヤマイモのウチワみたいな種は分かるのですが・・・
日本神話との関連もはじめて知りました。
古代の人たちは、ガガイモをどんな風に考えていたのでしょうね。
不思議な形に想像を膨らませたのでしょうか・・・?

今年もあとわずかとなりました。
私もこの一年色々勉強させていただきました。
心より御礼申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: kyara-mama | 2006/12/31 21:29

ガガイモ・・・
始めて知りました。
どこの野山にもあるのでしょうか?
見過ごしているんかしら?
いつも、ぴょんぴょんさんのblogは勉強になります。
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
良いお年をお迎えくださいネ

投稿: orenge | 2006/12/31 22:33

今年も1年間、植物の見方・楽しみ方等々
いろいろと勉強させていただきました。
本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎え下さい。

投稿: どてかぼちゃ | 2006/12/31 23:12

micoさん、明けましておめでとうございます。
昨年は、楽しい写真を沢山拝見させていただき、またいろいろご親切なコメントいただき、ありがとうございました。
今年もまた、よろしくお願いします。

投稿: ぴょんぴょん | 2007/01/01 06:19

kyara-mama さん、おめでとうございます。
昨年は、いろいろご親切なコメントいただき、こちらこそ勉強させていただきました。有難うございました。
本年もまた、よろしくお願いします。

投稿: ぴょんぴょん | 2007/01/01 06:25

orenge さん、明けまして、おめでとうございます。
今年もまたよろしくお願いします。
ガガイモ、日本に古くから生えていたようですので、普通の山野(雑木林)に見られるようですが、手入れの行き届いたところでは、雑草と一緒に片付けられてしまいますので、その前に、出かけてみるとか、その辺のタイミングに注意する必要があるかも知れません。

投稿: ぴょんぴょん | 2007/01/01 06:38

どてかぼちゃさん、あけまして、おめでとうございます。
昨年は、いろいろ有益なコメントをいただき、有難うございました。
今年も、どてかぼちゃさんの裏庭鉄道、どう展開されていくのか、楽しみにしています。
本年もまたよろしくお願いいたします。

投稿: ぴょんぴょん | 2007/01/01 06:49

ぴょんぴょんさん、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

ガガイモの「かかみ」のこと、暮れに参加した観察会で「鏡」と聞きました。鞘の裏側が鏡のように光って見えることから来てるとか。
でも、そのとき目にしたガガイモの鞘は、時季が遅かったのか、「鏡」とするほどには光ってはいませんでした。

ともあれ、「鏡の小舟にのった小さな神様」・・・健気な、でも儚げなイメージを勝手に描いています。(^^;

投稿: waiwai | 2007/01/01 10:35

waiwai さん、今晩は、
<ガガイモの「かかみ」のこと、暮れに参加した観察会で「鏡」と聞きました。鞘の裏側が鏡のように光って見えることから来てるとか。
コメント、有難うございました。いろいろな説があるようですね。
少数説かと思うのですが、吉野裕子氏(蛇ー日本の蛇信仰)は、蛇の古語が「カカ」(カガという人もいます)であることと、名前に「・・カガミ」を含む植物が、すべて「蛇そっくり」の「蔦植物」であることを指摘して、「カガミ」を「カカ」+「ミ」から成る語とみなし、「蛇」+「身」の合成語であると解釈していますが、永井俊哉氏は、「蛇」+「見」であろうとしています。ガガイモは蔦植物であるので、蛇のように見えないことは無いのでそうかなとも思えます。いろいろと想像を膨らませては、楽しんでいます。

投稿: ぴょんぴょん | 2007/01/02 22:18

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投稿: lymap upyetq | 2007/06/15 03:11

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