キアゲハ、エビガラスズメ・・・秋のお客様たち(1)
秋雨が降り、菜園の野菜や、庭の草木がほっと一息つくと、昆虫の幼虫達が活発に活動を開始します。先日、庭にアゲハ(ナミアゲハ)がひらひらと飛んでいると思ったら、わが家の菜園のお隣さんの畑のパセリにはキアゲハが卵を産み、その幼虫が一生懸命にお食事をしていました。
↑ パセリの葉を食べているキアゲハの幼虫(2007/09/09 撮影)
キアゲハ:アゲハチョウ科アゲハチョウ属。
←A:キアゲハの終齢幼虫(緑の地に黒色の帯、黒色の帯には、オレンジ色の斑紋があり、色鮮やかです)
←B:キアゲハの若齢幼虫(4齢以下、鳥の糞に似せた保護色をしている)
幼虫の食草は、セリ、パセリ、ミツバ、ニンジン、アシタバ、シシウドなどで、専業農家の野菜畑や、都会の家庭菜園のパセリなどに現れて、猛烈に葉を食害するので、あまり歓迎されないお客さんとなっている。
↑ アサガオの葉を食い荒らすエビガラスズメの終齢幼虫(2007/09/10 撮影)
エビガラスズメ:スズメガ科
緑色型、褐色型および両者の中間型がある。写真の幼虫は中間型(だと思います)。幼虫の食草はアサガオ、ヒルガオ、ヨルガオ、サツマイモ、アズキ、ツルナなど。漢字では「蝦殻天蛾」と書いて「エビガラスズメ」と読ませます。これも、歓迎されざるお客さんとなっています。
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コメント
はじめまして。愛介護ネットと申します。
実家の庭のパセリに、沢山居たキアゲハの幼虫を思い出しました。
幼虫が威嚇するときに出すツノが、とってもパセリ臭いですよね。
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投稿: 株式会社介護 | 2007/09/14 16:34
キアゲハはカッコいい姿をしてますね。パセリを育てたくなりました。
のらの庭にはナミアゲハの幼虫がたくさんいますが、春から一度もサナギを見たことがありません。いつの間にか減っていくんです・・・
先日のルリタテハの幼虫は3匹増えて9匹確認しました。サナギになるまでホトトギスの葉が持つかどうかというところです。
ヤマイモならぬナガイモ(加賀丸いも)のトレリスにはキイロスズメが3匹生活していますよ~。
また遊びに来ます。
投稿: のら | 2007/09/15 00:06
のら さん、お早うございます。
パセリに付いたキアゲハの幼虫、少々多すぎてパセリが危ないので、すぐそばの三つ葉の株に引越しさせることにしました。
ここなら多少食べれても、それほど大きな問題にはならないので、引き続き観察する予定です。
投稿: ぴょんぴょん | 2007/09/15 09:43
ぴょんぴょんさん、こんにちは。
のらのアゲハの幼虫にとんでもないことが起こっていました。幼虫の住み家は実生のキンカンなんですが、今朝起きてみると10匹以上いた幼虫が1/3位に減っていました。
たぶん狩り蜂のターゲットにされたようで、原型をとどめないほど噛み砕かれた肉の塊がいくつかありましたから。
1mほど離れた植木鉢のふちを一生懸命走っている幼虫を見つけたときに、何でここにいるんだろうと思って普段はそこにいるはずのキンカンに目をやったら惨劇を発見したのです。自然は非情で悲しいものですね。
恐怖心がいっぱいで逃げ回っていた個体は近くのサンショウに移してあげました。
キイロスズメも数え直したらヤマノイモに1匹ナガイモに4匹いましたから、とても大食漢の5匹を養えないのでヤマノイモ1匹とナガイモの2匹の計3匹を処分しました。
投稿: のら | 2007/09/15 12:20
のら さん、今日は。
< 今朝起きてみると10匹以上いた幼虫が1/3位に減っていました。
げぇー 1/3に減ってしまったのですか。人間の世界でしたらパニック状態ですね。蜂が食べてしまうのすね。昆虫の世界も、生存競争が厳しいということを、まざまざと感じさせられます。
そういえば、わが家の菜園の周りにも、大きな蜂が飛び回っています。それと、カナヘビ(トカゲ)がちょろちょろ動いています、少し気をつけて観察を続けてみようと思っています。
投稿: ぴょんぴょん | 2007/09/16 16:47