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2008/05/15

カンボク(肝木)の花

木漏れ日をあびて、カンボク(肝木)の花が、静かに咲いていました。林の中にひっそりと咲く樹々の花を愉しみ、往く春を惜しみました。

Ha_01kanboku080509002002カンボク:スイカズラ科ガマズミ属。 落葉低木。 花期:5~7月。
最初、花を見たとき、ガクアジサイ(ユキノシタ科離弁花)か、オオカメノキ(スイカズラ科)の花かと思いましたが、そうではありませんでした。カンボク(スイカズラ科合弁花)は、葉の縁が深く裂けた鋸歯になっているので、ガクアジサイやオオカメノキと違うかことがすぐ分かります。典型的な葉は3裂するが、写真に見られるように、必ずしもすべての葉が綺麗に3裂するとは限らないようです。

Ha_01kanboku080509004002花は、2重構造になっているのですね。
外側の、大きい白い花と見まがうものは「装飾花」というそうですね。「はた衛門」さんの表現を借用すれば、「集客担当係」の花です。これで、人の目を惹きつけ、虫たちを呼び込もうというわけです。中心部の小さいポツポツはまだ、開花していない「両性花」と呼ばれる花です。これが、やがて黄白色の花を咲かせ、虫たちに手伝ってもらって受粉をし、秋になって赤い実をつけるという段取りになっています。赤い実は鳥やその他の動物のよき食べ物となることでしょう。再び、「はた衛門」さんの、表現をお借りすれば、この両性花は「配膳係」担当ということになりそうです。(2008/05/09 撮影 筑波大植物見本園)

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コメント

こんにちは
山で見かけるとアジサイと思い込んでしまいそうです。
いろいろ勉強になりました。
実物を見てみたいです。

投稿: mico | 2008/05/15 14:01

木の花も、綺麗ですネ♪
白花が続いて嬉しく拝見させてもらいました。
カンボクの花、かわいいですネ
ほんとにガクアジサイにそっくりです。
でも、高いところに咲いてるんでしょ?
私が観察してるコゲラの巣は、ミズキかガマズキの木です♪
何の木かわからず白い花で検索してみたのですが、わからずにいました。
白花をもっと良く見てきます♪

投稿: orenge | 2008/05/15 23:33

mico さん、お早うございます。
orenge さん、お早うございます。

木の花は、似たようなものが沢山あり戸惑ってしまうことが多々ありますね。
私も、分からない木に沢山出会うので、時々、近くの筑波大学に公開されている植物見本園などに出かけて行きます。
見本園には、樹木にラベルがついているので、花見と勉強が同時にできます。また、近くには国立博物館の「つくば植物園」もあり、そこへも、時々出かけます。

投稿: ぴょんぴょん | 2008/05/16 07:06

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