モッコク(雌株)の花
前日UPしたモッコク(雄株)から20mくらい離れたところに、昨年の10月に「モッコクの実と野鳥たち」と題してUPしたモッコクの雌株があります。この、雌株の花の方が、前日UPした雄株より先に花を咲かせた気配濃厚ですが、わが家からは少し離れていたので、たまにしか見に行かず、開花に気がつきませんでした。今日見たときは、かなりの花が咲き終わり、小さな青い実を覗かせていました。
↑ モッコクの雌株の花。 こちらの花は、花の真ん中の淡緑色をしたメシベがあり、周りを沢山のオシベが取り囲んでいる[ このような花を’中性花’と呼んでいる]。 ( 2008/07/19 撮影)
↑ 左:つぼみ 右:花は、メシベとオシベをもつ中性花で、この花一つで受粉可能。
↑ 左:受粉すると花弁は枯れて茶色くなる。 右:やがて、花弁は脱落し、緑色をした子房が肥大して果実になる。
↑ 花の一生です。 白いつぼみ、開花した花、そして受粉完了した花の姿まで、花の一生がいっぺんに見られて嬉しいね。
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コメント
こんばんは
モッコクの雄花は見たことがありますが
雌花は初めてです、
実が生るのが楽しみですね。
投稿: mico | 2008/07/19 20:51
mico さん、お早うございます
モッコクの実、今年も沢山つきそうです。
秋になると、オリーブの実に似た赤紫色の果実を沢山つけてくれると思います。中国ではこの種子から工業用の油を採っているところもあるそうですが、ここ日本ではもっぱら野鳥さんたちの貴重な食糧になっています。
投稿: ぴょんぴょん | 2008/07/20 06:27
きれいな写真を見せていただいてありがとうございます。
ものすごくわかりやすくて、勉強になりました。
投稿: はた衛門 | 2008/07/20 07:55
はた衛門 さん、今晩は
偶然、のびのびと育ったモッコクの雌株、雄株が近くにあったのでよく観察できました。以前わが家の庭にあったモッコクは雄株でしたので、果実は見られず、しかも、樹形を整える為に、頻繁に剪定したため、花も殆ど見ることはできませんでした。
投稿: ぴょんぴょん | 2008/07/20 21:48
トンボさがしのせせらぎ散歩道で かすかな良い香りがどこからとも無く漂っていました。
気になって探したら この花が咲いていました。
モッコクという名前だったのですね。
花の一生も見ることが出来てお勉強になりました。
実が楽しみです。
投稿: zucca | 2008/07/21 07:58