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2008/09/14

トチ(栃)の実

散歩道の一つ、T大学構内の道路脇の林の中にトチ(栃)の実が落ちていました。セイヨウトチノキか、日本在来種のトチノキか判りませんが、栗色の艶々した種子の色は何か惹きつけられるものがあり、つい拾ってしまいます。

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↑ 皮つきのトチの実。セイヨウトチノキかと思われるが正確な樹種は不明。

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↑ 外皮は三つに分裂し、中からクリに似た種子が出てきます。

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↑ 種子はほぼ円形で、強い苦みがあるので、そのままでは食べられません。

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↑ 割ってみると、クリのようなクリーム色の実が見えます。「あく(灰汁)抜き」の処理をすると、「トチ餅」や「トチ麺」をつくって食べることができます。灰汁抜きの方法はいろいろな仕方がありますが、広島の紅茶のお店「午前10時午後3時」のブログで紹介されている「栃の実のあく抜き」法が、具体的で参考になると思います。

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↑ 外皮の模様がなかなか渋いですね。3個のうち2個を掲げました。同じ果実でもよく見ると、柄に微妙な違いがあります。あなたは、どちらがお好みですか。

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↑ トチノキ:比較的湿潤の地を好み、他の高木に被われて半日陰になったところでも耐えます。

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