ヤマハンノキ
小さな松ぽっくり状の数個の実が鈴なりになってぶら下がっていました。ヤマハンノキ(山榛の木)の果実でした。

↑ ヤマハンノキの果実。 低地の湿地に生えるハンノキ(ハンノキの実は「はた衛門」さんのブログをご参照ください→こちら)に対して、ヤマハンノキは山地や丘陵・台地などのやや乾燥した土地に生えるため、こう呼ばれるようになったという。
両者の区別のポイントは、ヤマハンノキは木の幹の肌がすべすべして、割れ目が殆ど無いのに対して、ハンノキの幹の肌は黒くごつごつして、縦に割れ目ができているところに目をつけることである。

↑ 葉は互生で、卵形~長楕円形。 表面は光沢がなく、濃い緑色を初冬まで保つ。
葉柄の長さは3~5cmで、縁は重鋸歯となっている。

↑ このあたりでは、綺麗な黄葉~紅葉とはならず、寒さに会っていきなりこのような枯葉となってしまう。

↑ 蕾がついていました。 長く垂れ下がった花芽が雄花序で、その下位に見られる小さい花芽が雌花序。
花期は2~3月で、雌花は花弁は無いが、シベが赤くてチャーミングです(花はwaiwaiさんのブログ「ネコな日々」の「ヤマハンノキ」をご参照ください→こちら)。
ヤマハンノキ:カバノキ科ハンノキ属。 落葉高木。 原産地:日本、朝鮮半島、中国。
花期:2月~3月。 ヤマハンノキのハンノキはハリノキが訛ったものだといわれている。しかし、ハリの語源は明らかでない。一つの有力な説は、ハリは古語の「墾」または「治」で、ともに「はり」と読み、「開拓」あるいは「開墾」を意味する語として使われた。現在、茨城県に「新治(ニイハリ)郡」と言う地名があるが、この地名は、奈良時代に、この地方が新しく開拓された新田地域であったことに由来しています。ハンノキは湿地でもよく生育し、田圃の稲架掛け(はざかけ、おだがけ)の木などに古くから利用されたかと思われます。このため、ハリノキ→ハンノキに転化したという考えは納得できます。(写真撮影 2008/11/18 筑波大植物見本園)
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コメント
変わった松ぼっくりだと思い拾ってきてました(苦笑
初冬のこの時期、木の実も楽しめますね。
投稿: mico | 2008/11/28 18:46
mico さん、お早うございます。
昔、子供の頃、このような小さな松ぼっくりが、炭俵のの両脇に蓋をするために使われていたヤマハンノキの小枝についていたのを懐かしく思い出されます。勿論、当時は、その木の名前は知りませんでしたが・・・
投稿: ぴょんぴょん | 2008/11/29 06:57
ぴょんぴょんさん、こんばんは。
写真を撮って ずっとあたためていた樹がありました。
ぴょんぴょんさんのおかげで、それがこのヤマハンノキ だと分かり 先ほどブログをアップしましたので、私の記事にリンクさせていただきました。
教えていただきありがとうございました。
後ほどTBさせていただきます、よろしくお願いします。(多分 あっていると思うのですが・・・)
投稿: zucca | 2008/11/29 17:35
zucca さん、今晩は
ヤマハンノキ、ずっとあたためていた樹の名前が判明しておめでとうございます。
ミドリシジミの食樹だそうですね。zucca さんの宝の樹だったのですね。春に、花が咲いたら、またUPしてください。
投稿: ぴょんぴょん | 2008/11/29 22:48