ササゲ(大角豆)
裏の畑でササゲの花が次から次へと咲いて実をつけ、いつの間にか大きくなっていました。
↑ 咲き始めの頃のササゲの花。 茎が角張っているので「大角豆」と書き、「ささげ」と読ませています。このササゲを茨城県では、「コクトリ」と呼ぶ人もいます。なぜ、コクトリと呼ぶのかは、地元の人に聞いても判りませんでした。(写 2009/07/11)
↑ 莢が上を向いて、物をささげるような手の形に似ているため「ささげ」と呼ばれるようになったという説が有力であるが、莢を牙に見立てて、「細々牙」としたという説もある。(写 2009/07/11)
↑ 花が咲いて2週間くらい経つと、実はこの程度の大きさになります。(写 2009/07/27)
ササゲはお赤飯を炊くとき、アズキの代わりによく使われます。これはアズキは煮ると皮が破れやすいのに対してササゲは破れにくい性質を持つため、江戸時代の武士階級の人達は、皮の破れは~縁起の悪い「切腹」を想起させるので、これを嫌って、アズキの代わりにササゲを用いたという。この風習が、江戸の一般の人たちにも広まり今日に至ったと云う。
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コメント
懐かしい「ササゲ」の響き。
生まれた家の庭の先に、大きめの畑があって「庭の園」と呼んで母親がよく野菜を作っていました。
ササゲで、ぜんざいを作ってくれておいしかった。
いろんな野菜が食卓に出たのですが、父も私も野菜嫌いで、母は物足りなかったでしょう。 今思えばもったいない話です。
二人とも彼岸の先です。
投稿: ryoi | 2009/07/27 11:01
突然のコメントすいません。
私関西テレビでジャニ勉を担当してます、辰巳と申します。
今回番組内でハコベの写真を使用したいんですが、無料で使用してもよろしいでしょうか?連絡お待ちしてます。
tatsumi@pulpo.jp
投稿: 辰巳 | 2009/07/27 12:03
ryoi さん、今日は
お母さんが丹精して作られた「ササゲ」でぜんざいをつくってくれたのですか。おいしそうに食べてくれて、お母さんもさぞ満足したことでしょう。
私も、ぜんざい食べたくなりました。
投稿: ぴょんぴょん | 2009/07/27 14:44
ささげの花、可愛いですね。
莢を見たのは初めてです。
たくさんの豆が入っていますね。
ササゲでぜんざい、子供の頃を思い出します。
投稿: mico | 2009/07/27 14:52
私関西テレビ・ジャニ勉担当の辰巳さん
今回番組内でハコベの写真を使用したいとのお申し出での件ですが、公序良俗に反しないご使用のことと存じますので、ご自由に使用してくださって結構です。勿論無料で結構です。
とりあえず、ご返事まで。
投稿: ぴょんぴょん | 2009/07/27 14:52
mico さん、今晩は
「実の数が沢山入っており、「十八ささげ」とか十六ささげ」などと呼ばれていたササゲもあったようです。
投稿: ぴょんぴょん | 2009/07/27 23:03