コムラサキシキブ(コムラサキ)
コムラサキシキブ(コムラサキ)は本家筋のムラサキシキブと同様に、秋になると紫色の丸い実をたくさんつけてよく目立ちますが、その花は花期は比較的長いのにもかかわらず、あまり目立ちません。それは、花が小さいのと、花の咲き方によるのかなと思われます。花は、一斉に咲かないで、数個の小花が1~2日咲き、この花が咲き終わると、次の数個の花が咲くという繰り返しで、インパクトがありません。その代わり、花が次から次へと咲くので花の咲く期間は長くなります。ひょっとすると、この花は花期を長く取ることによって、受粉時に受けるであろう危険の分散を図っているのかもしれません。
↑ コムラサキの花。シベ(雌しべ1本、雄しべ4本)は長く突き出すが、花は小さい。(撮影 2010.08/03)
早い花は、6月の半ば頃から咲きはじめます。茎の1節ごとに、数個の小花を順次、根本に近い方から、枝の先端の方へと咲かせます。
コムラサキとムラサキシキブは葉で区別ができます。コムラサキは「葉の上部が荒い鋸歯、下部が全縁」であるのに対して、ムラサキシキブの葉は「全周が細かい鋸歯によって囲まれている」。
コムラサキシキブ:クマツヅラ科ムラサキシキブ属。 落葉低木。 別名:コムラサキ、コシキブ。 花期:6月~8月
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