キチジョウソウ(吉祥草)
キチジョウソウ(吉祥草)の花が咲き、実がつきました。
↑ 吉祥草の雄花(撮影 2010/11/06)。花弁が6枚、雄蕊が6本あるが、雌しべが見当たらないので雄花と判定しました。花穂の頂部に咲いていました。この写真では見えないが、下部には両性花が咲いていました。
吉祥草は、雌雄異株であるという説と、両性花と雄花の混合型の株であるという説があるようです。そのことを、はた衛門さんのブログで知り、我が家の庭に咲いた吉祥寺草の花を調べてみました。
↑ 花穂1(左):花の雌雄を調べてみました。クリックすると拡大できます。(撮影 2010/11/06)。
雄花(F)は花穂の下部と上部に見られ、両性花(B)は花穂の真ん中部分に見られました。すなわち、両性花と雄花が混在している株があります。
X:まだ蕾の状態で雌雄の判別ができない花。 B:雄しべと長い赤い花柱(雌しべ)をつけた両性花。 F:雌しべが無く、雄しべだけの雄花。
花穂2(右):花穂の上部の雄花が見られ、下部は両性花となっている。
若い果実も付きました
↑ 赤い実をつけた株Aを1株見つけました(撮影 2010/11/26)
↑ 株Aは今年咲いた花が実をつけたと思うのですが、フォローしていなかったので、断言はできません。↑ 上の写真の右側に咲いている花を、下に掲げます(撮影 2010/11/26)。
↑ この花(撮影 2010/11/26)が、実を結ぶのかどうか、以後、フォローして行きたいと思っています。
まとめ:我が家の庭でも、沈丁花に「両性花と雄花の混合型」の株があることが確認されました。その他の型の株があるか無いかについては、今後も観察を続けて、確認したいと思っています。ちなみに、セリバオウレンは、①雄花と両性花をつける株の他に、②雄花だけをつける株③両性花だけをつける株④雌花だけをつける株の四つの異なった花をつける株があるそうです。
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コメント
くわしい観察結果をありがとうございます。
雌雄混株説に1票というところですね!!
実は前年のものができるという説もあるようです。
ぜひ、花後の観察もじっくりとお願いいたします。
投稿: はた衛門 | 2010/11/27 06:17
キチジョウソウが咲くと良い事があるとか、
私も一株ほしいです(笑う
観察のおかげでいろいろ勉強になりました。
投稿: mico | 2010/11/27 11:18
はた衛門 さん、今日は
吉祥草、花と実の関係、今まで漠然と眺めていたのですが、花の咲き方にも色々なからくりがあるのですね。
花の観察が、また楽しくなりました(○゚ε゚○)。
投稿: ぴょんぴょん | 2010/11/27 14:25
mico さん、今日は
吉祥草、我が家では玄関わきと裏庭の2か所に植えています。半日陰でも元気に育ってくれます。
世話なしの良い子なので、御招きしてよろしいかと存じます。花が咲き、何かよい知らせを齎せてくれるかと思います(o^-^o)。
投稿: ぴょんぴょん | 2010/11/27 14:41