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2010/12/05

頭の良いカラス

Sさんの畑の脇の柿の木は今年は当たり年でしょうか、沢山実が付きました。柿の実が熟し始めると、早速、ムクドリやヒヨドリがやってきました。この、賑わいに気がついたのか、ハシブトガラスも集まってきました。ハシブトガラスが来ると、やかましいムクドリ達も敬遠して逃げていってしまいます。そのハシブトガラスの群のなかで、先日、ちょっと変わったハシブトガラスに出会いました。

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↑ 柿の木に集まったハシブトガラス(撮影 2010/11/30)。

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↑ それぞれ、思い思いに熟した柿の実を確保し、木についた実を突っついて食べていました。

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↑ ところが、このハシブトガラスは違っていました。辺りを見回し、美味しそうに熟した柿のついた枝を咥えたかと思うと、それを器用に折って、草地に下りました。

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↑ 咥えた柿の実を地面に下ろし、ゆっくりとお食事をしました。この方が、木の枝に止まって、不安定な姿勢で採餌するよりは、遥かに優れており、楽に食事ができますね。

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↑ よく見ると、このハシブトガラスは、背中と下腹に斑紋があり、他のハシブトガラスと少々身体の模様が違います。一見、ホシガラスのように見えますが、嘴が太いので、やはりハシブトガラスでしょう。そうすると、老年のハシブトガラスかも知れません。カラスは、賢い鳥として知られているので、これくらいの知恵は、年をとれば十分身につけていてもおかしくはないかな、と思われます。

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コメント

 烏は頭のいい事でよく知られていますが、年齢(経験)もものを言うのですね〜〜〜

投稿: Frank-Ken | 2010/12/06 07:08

おはようございます。
長年の経験が物を言うようですね。
賢いカラスに感心しました。

投稿: mico | 2010/12/06 09:38

Frank-Ken さん、今晩は
カラスは、肉・魚系から野菜・国蜜など何でも食べて、偏食をしないので、農村域でも都市域でも逞しく生きて行きますね。
群で来ると、柿もたちまち食べ尽くされてしまいます。
翌日、持ち主のSさん、早速、全部収穫してしまいました。

投稿: ぴょんぴょん | 2010/12/06 19:01

mico さん、今晩は。
カラスは、果実を食べたり畑作物などをあらすので、農村では嫌われ者になっていますが、最近はだんだん増えているのではないかと思われます。近くに’カラスの森’があり、そこから毎日出動してくるようです。

投稿: ぴょんぴょん | 2010/12/06 19:19

以前妙に人なつっこいカラスに会ってから、カラスも面白いな、と思うようになりました。 カラスはやっぱり農村の方が多いのでしょうかね。 ここら辺はやたら柿の木が多く、あっちでもこっちでも鳥のえさです。ヒヨドリやオナガも多いのに、柿は長持ちして1月いっぱいは残っていますね。

投稿: ryoi | 2010/12/07 13:24

ryoi さん、今晩は
カラスは、山村のイノシシや猿ほどではないですが、農村の畑作物や果樹を荒らして厄介者扱いされていますね。
そちらは、1月1杯まで柿の実が保ちますか、いいですね。こちらは、近所の柿の実はそろそろ底をつき始めました。木の実もだんだん少なくなってきたので、これからが、野鳥たちの正念場になるでしょうね。

投稿: ぴょんぴょん | 2010/12/07 23:06

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