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2011/06/04

ジガバチの狩り

菜園のタマネギの出来具合を見ようと思って地面を眺めたら、ジガバチヨトウムシらしき大きな獲物を引きずっていました。突然の出会いだったので、ジガバチは吃驚したのでしょう、獲物を置いて逃げてしまいました。私も、ここでヨトウ狩りをしていたジガバチに出会うとは思ってもいませんでした。急いで、自転車の物入れかごに入れてあったデジカメをもってきて、その後の狩りの様子を撮影しました。

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↑ 菜園のタマネギ畑でジガバチが狩りをしているところに出会いました。捕えられたのはヨトウムシ(夜盗虫)のようです。正確な名前は判りません。御存知の方がおられましたらご教示ください(撮影 2011/06/03)

私が知らずに近づいたので、ジガバチが吃驚して逃げた後に、ヨトウムシらしきイモムシが横たわっていました。死んだように見えたが、そうではなく、ジガバチに麻酔針で刺されて麻疲していたようです。

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↑ ジガバチは自分の体重よりもはるかに重い獲物、ヨトウを引きずって運びはじめました。

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↑ しばらくして、途中でヨトウをひっくり返して運びました。この方が運びやすいのかな?

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↑ ジガバチの巣穴はタマネギの畝の近くにありました。

この巣穴は、狩りをする前にあらかじめ掘っておいたものか、あるいは狩りをした後に掘ったものか判りません。巣穴は、口が開いていました。

注:ジガバチは、狩りをする前にあらかじめ巣穴をほっていてそこへ獲物を運びこむグループと、狩りをしてから巣をつくるタイプの2グループがあるそうです。本種は前者のグループに属すると思われますが、狩りの前の様子を観察していないので断定はできません。

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↑ この大きい獲物、どうして巣穴の中に入れるのかと思ったら、ジガバチさん、先に穴の中に入って、口で咥えて引っ張り込みました。 

注:ジガバチは、この巣穴に取り込んだヨトウムシのお腹に卵をうみつけてから穴の蓋を閉める行動に移ると思われます。ヨトウムシは身体が麻疲しただけ(死んではいない)なので腐敗はしない。このためジガバチの卵が孵って幼虫になったとき、幼虫は安心してこのヨトウムシの体を食べることができます。

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↑ 産卵が終わると、穴を塞ぎます。

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↑ 穴の脇の土を引っ掻いて穴につめています。上の写真の緑の○で囲まれた土の塊は、口で咥えてよそへどかしました。

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↑ 巣穴の入り口(白丸)は、青○印のところの土を運んで、念入りに土で固められました。いつの間にか、緑○印の土の塊が、ほぼ元の位置に戻っていました。緑○印の土の塊は、元の状態に復元するために置いたのでしょうか?

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コメント

ジがバチとヨトウムシとの世界じっくり見させて
頂きました。 ぴょんぴょんさんの観察力は何時も
感心しています。ほんとうに驚きです。

投稿: 涼風 | 2011/06/05 10:43

これは、すごいです!
こんなシーンに出くわすこともすごいことです。
狩りのようすが、よくわかりました。

投稿: ☆yuki | 2011/06/05 11:22

私もこんな場面に出会いたいです・・・せっかく(?)いっぱいヨトウ虫がいるのですから.
素人なので確実ではありませんが,この幼虫はハスモンヨトウに似ています.大阪府病害虫防除所のページが参考になります.

投稿: caddis | 2011/06/05 18:29

Σ( ゜Д゜)ワッ!すごいですねぇ
さすが、昆虫博士sign01
こんな場面に出会っても、スルーしちゃいそうな私です(^^ゞ
でも、ヨトウムシに卵産んでしまう蜂がいるんですネ
我が家にもヨトウムシが出没している様子なので、来てくれないかしら・・・
この蜂さんは、植物(畑の作物)に悪さはしないのでしょうか?
昆虫の世界も、おもしろそうですねぇ

投稿: orenge | 2011/06/05 23:58

涼風 さん、お早うございます。
コメント有難うございます。
ジガバチの、ヨトウ狩りの様子の一部を観察することができました。
ファーブルの昆虫記で紹介されているジガバチ(アラメジガバチ)とはちょっと違うジガバチのようですが、自分の体重の何倍もあるヨトウムシを運ぶ力持ちであることを知りびっくりしました。

投稿: ぴょんぴょん | 2011/06/06 07:52

yuki さんお早うございます。
我が家の庭にも、ジガバチはよく目にしますが、このようなヨトウムシを捕えていた姿に遭遇したのは初めてでした。菜園見回りの副産物で、カメラを持っていてよかった~と思いました。

投稿: ぴょんぴょん | 2011/06/06 07:58

caddis さん、お早うございます。
ジガバチがヨトウムシを捕えていた姿を見たのは初めてでした。しかも、カメラを持っていたのもラーッキーでした。こういう偶然のチャンスもあるのですね。
ヨトウムシは、ハスモンヨトウのようですね。ご丁寧に調べて下さり、有難うございました。

投稿: ぴょんぴょん | 2011/06/06 08:07

orenge さん、お早うございます。
庭の花や菜園の野菜の世話をしていると、悪玉の虫さん、善玉の虫さんともお付き合いをするようになりますね。
以前は、善玉の虫も、悪玉の虫も区別がつかずに可愛そうなことをしてしまったことがありましたが、昆虫の世界も、悪玉ばかりがばびこらないように善玉の虫もいて、それなりの秩序が保たれているようですね。
この、ジガ蜂さん、無暗に追い払ったりしなければ刺すこともなく、作物にも被害を与えない益虫のようです。

投稿: ぴょんぴょん | 2011/06/06 08:19

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