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2012/05/22

シラン(紫蘭)

シラン紫蘭)が咲き始めました。ありふれた花かと思っていたら、野生のものは環境省のレッドデータブックでは準絶滅危惧種にリストされています。掲載画像の本種は、店頭で購入したもので園芸種のシランのようです。

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↑ シラン(紫蘭)が咲きだしました(撮影:2012/05/14)。

5弁花のように見えるが、もう少し詳しく言うと3枚の内花被片と3枚の外花被片からなる6弁花で、シランの花はこの6枚の花弁(花被片)と雌蕊と雄蕊が一体化した蕊柱(ずいちゅう)よりなっている。

花の構造については昨年のブログを参照ください)。

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↑ シラン:ラン科 多年草 別名:ビャクギュウ(白及)

肥大した地下茎は、漢方で「白及根」と呼び、胃カタルなどに効果があるとして煎じ薬として供される。

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↑ 花は下から上へと咲き進んで行きます。

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↑ 左:5月14日          右:5月17日

花の咲き進み方は、比較的ゆっくりですが、ちょっと強い風にあおられたりすると、と花被が傷つき、傷みやすい。

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↑ 襞のある「唇弁」と呼ばれる内花被片が、この花を特徴づけています。

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↑唇弁の下の部分の波型の襞は昆虫が止まったとき滑り落ちないようにしているためだと見られています。唇弁の上部にはオシベとメシベが一体化した「蕊柱」が位置しています。この蕊柱の葯帽には花粉塊が隠されている。

普通の花粉は風によって飛ばされ易いが、この花粉塊は粘着性があり、昆虫などが触ると容易に付着する。

昆虫が、この唇弁の襞に止まって上部の「蕊柱」を押し上げて、花芯の奥へと頭を突っ込んで潜り込もうとしたとき、この昆虫の頭や背中に、この花の花粉がつくような仕掛けになっている。同時に、他花からもらってきた花粉が、この花について花粉が授受される。なかなか、うまい仕組みですね。

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コメント

こんばんは
我が家のシランは咲き終わってしまいました。
花たちも子孫を残すのに仕掛けががあるようですね
勉強になりました。

投稿: mico | 2012/05/22 17:52

mico さん、お早うございます。
micoさん地方は暖かいので、こちらよりも早く花が咲きだすようですね。こちらはようやくシランの花の最盛期になりました。割合丈夫な子なので、手間がかかりませんね。
我が家の健康優良児組のお仲間さんに入っています。
初夏の蓼科高原に1泊旅行をしてきました。ご返事遅れてごめんなさい。コメントいつも有難うございます。

投稿: ぴょんぴょん | 2012/05/26 05:45

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