9月のお邪魔虫(2):ユウマダラエダシャク、シロオビノメイガ、金色の毛虫
暑い夏が終わり少し涼しくなると、秋の虫たちが一斉に活動をはじめます。 宵の頃は、秋の虫たちの合唱で心を和ませてくれますが、中には必ずしも歓迎されざるお客さんもおります。
ユウマダラエダシャク
↑ ユウマダラエダシャク。毎年、初夏(4~5月)と秋(8~10月)に裏のマサキの生垣に出現します(2012/09/28 撮影)。
マサキの葉を食い荒らす「おじゃま虫」ですが、なかなか根絶できないので、今では、被害が大きくならなければ、やたらに殺虫剤を撒かないで共存する政策をとっています。
幼虫は、黒地に黄色の斑点があるシャクトリムシで、揺すったりして刺激を与えるとポロリと落下する習性があります。
シロオビノメイガ
↑ シロオビノメイガは庭や菜園などに見られ、ユウマダラエダシャクよりは行動範囲が広いようです。この個体はアオジソの葉に止まっていました
成虫は、庭のカクトラノオの花の蜜を吸っていたり、これから咲きだすキク科の花の蜜を吸ったりしています。
そして幼虫の食草はホウレンソウ、フダンソウなどの野菜類や、キク科、アカザ科などの雑草です。
金色の毛虫
↑ 金色の毛虫でフジバカマの葉に止まっていました(2012/09/25 撮影)。
体長5cmくらいで、かなり大型の毛虫ですが、名前不祥の「はてな虫」です。
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コメント
こんばんは、凄いお邪魔虫がいるのですね、
初めて見ました。
投稿: 花の伝道師 | 2012/09/28 20:13
26日のコメント(ご返事)、拝読いたしま
した。ありがとうございました。
蛾の名前をよくご存知ですね。先日は、余計な
コメントをしたようで・・・
ところで、金色の幼虫は、
”スジモンヒトリ 幼虫 フジバカマ”で、
検索なさってみてください。Googleでしたら、
検索結果の先頭、および、「日本産蛾類図鑑」
のページの画像、(白い飛び出しているヒゲ?
も)よく似ていますが・・・たびたびの
お邪魔虫ですみません。
投稿: しらこばと | 2012/09/28 20:48
花の伝道師 さん、今晩は!
秋になると様々な虫たちの合唱が楽しめますね。
しかし中には、ちょっと触りたくないような毛虫も出現しますな。
こう言う場合には、まず、敬して遠ざかり、諸先輩の御意見や、図鑑で調べて、益虫と判ればそのままにしておき、害中と判明すれは、おひきとり願っています。
投稿: ぴょんぴょん | 2012/09/29 17:52
しらこばと さん、今晩は!
「金色の幼虫」についてのコメント有難うございました。
御教示に従って調べさせていただいたら、白い毛も混じっているし、「スジモンヒトリ」そっくりで、間違いありませんね。どうも有難うございました。
一見、毒々しくみえて、触るとかぶれるそうですが、毒は持っていないそうですね。ちょっと安心しました。
我が家では、フジバカマの葉を食べていましたが、そのほかに、アオジソやランタナ、あるいはバラ科(サクラの葉)、ニレ科(ニレの葉)など、いろいろな植物を食べるようですね。
投稿: ぴょんぴょん | 2012/09/29 18:30