妙高高原花見・鳥見行(3):ニリンソウ、オオタチツボスミレ、ウラシマソウ、ゼンマイ
5月末の妙高高原池の平は、ニリンソウが花盛りでした。そして日当たりの良い白樺の林床にはスミレが愛らしく咲いていました。林内の雪解け水が流れる小さな沢のほとりにウラシマソウが咲き、大きなゼンマイがにょっきり頭を持ち上げていました。
↑ ニリンソウ(ニ輪草)が花盛りでした(撮影 2014/05/16 妙高高原池の平)。
↑ ニリンソウ: キンポウゲ科イチリンソウ属 多年草 開花期:3~6月
深く裂けた根生葉を持ち、茎に3枚の葉が輪生するが、三輪草のような柄は無い。ニリンソウは1本の茎から特徴的に2輪ずつの花茎が伸び、それぞれ1輪ずつ、合計2輪の花を咲かせる。この花の咲き方が名前の由来となっています。
↑ 通常、白い5弁の花を咲かせているように見えますが、構造的には花弁ではなく、顎片だそうです。この、花弁のように見える顎片は、上の写真では5枚ですが、4枚のものや、6~7枚のものも見られます。
根茎は「地烏(ジウ)」と呼ばれ、漢方薬として用いられているそうです。
(参考 ウイキペディア) 。
↑ スミレの群落もあちこちに見られました。
雪国のスミレの代表、オオタチツボスミレ(大立坪菫)と思われますが。如何。
↑ オオタチツボスミレ:スミレ科スミレ属 開花期:4~5月。
↑ 雪解けの流れの岸辺にウラシマソウ(浦島草)の花?が咲いていました。でも、長い釣り糸状の糸状部は見られませんでした。
花と見られるのは、仏炎苞と呼ばれるもので、本当の花は苞の中に包まれて見えない。
花や花序の基部にあって、蕾を包んでいた葉のことを「苞」あるいは「苞葉」という。「仏炎苞」は、その苞の形が、仏像の光背の炎形に似ていることに由来する。
↑ ウラシマソウ: サトイモ科 多年草
ウラシマソウは日本固有種で、絶滅危惧種に指定している県もあります。山口県、愛媛県、高知県は絶滅危惧Ⅰ種、長野県は絶滅危惧Ⅱ種に指定しています。
↑ 雪国の代表的山菜の一つ、ゼンマイもにょっきり、・・・
↑ そしてこちらは、まだ春なんですね~。ヤマザクラが花を咲かせていました。
↑ そして、こちらはカエデが芽吹きと同時に花を咲かせ、秋にまた来てよ~と呼んでいました。
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コメント
これは食べられるゼンマイでないと思いますが
地域によってはこれも食べられるのですか?
山菜はそれぞれ地方によって大きな違いがあり
食べ方によるのかも知れないが!
投稿: ひろぼ | 2014/05/27 10:00
ひろぼ さん、こんにちは!
コメント有難うございます。
私、蕨やゼンマイが採れるところに育っていないので、ゼンマイなどは見るだけなんです。
従って、写真のゼンマイ食べられるかどうか分りません。お答えできないでごめんなさいね。
このゼンマイ、食べられるかどうか、どなたか、ワラビ、ゼンマイなどの山菜に詳しい方のコメントがいただければ有難く存じます。
投稿: ぴょんぴょん | 2014/05/29 13:22