ビワの摘果・袋掛け
昨日、天気予報では午後に雨になるというので、曇り空でしたが午前10時頃から遅れに遅れていたビワの摘果と袋掛けをしました。
70%ほど、摘果と袋掛けを終わった頃、雨がぽつぽつと降り出してきました。予報より少し早目の降雨です。脚立を使ったりしての作業なので、仕事の続行を断念。明日に作業再開ということにしましたが、今朝起きて外を見ると、雨! ヾ(;□;)э・・・袋掛けはもう一日、延びそうです。
↑ 今年は2月に2度も大雪が降り、3月に入っても中旬過ぎまで日最低気温マイナスの日が連続し、暖か好きのビワ(茂木)の生育が著しく遅れました。
↑ ようやく、6月に入って、ビワの実が大きくなり、しっかりしてきたので、大幅に遅れてしまった「摘果と袋掛け」を、梅雨の晴れ間を見て、することにしました。
当地は茂木種栽培の北限地域に当たるところで、黄色く色づいたビワはほんの一部で、大部分のビワはまだ緑色です。
↑ ビワは全新梢の70~80%に着花し、一つの花房に100~200以上の花をつけると言われています。
この、ビワの木も昨年の暮(2013/12/08 UP)にはそのような状態で花が咲き、摘蕾・摘房をしたのですが、年が明けてからは、寒さが厳しく、2度目の摘蕾・摘房は見合わせました。
ビワは花の時期よりも、幼果の時期が耐寒性は低く、マイナス3度で4時間経過すると約4割の果実が凍死するという調査結果が出ています(3月のビワの摘果・袋かけ・接ぎ木「かがわアグリネット」より)。
↑
今年のビワは、着果しないで大きな”花かす”
だけが残ったのもかなりありました。
昨年はビワが沢山成った「表年」でしたが、今年は「裏年」。昨年のような収穫は、今年は期待できそうにありません。
↑ 下の方の「摘果と袋掛け」は終了したが、上の方が少し残りました。
袋は、白袋とオレンジ袋があります。「白袋」は透明度が高く、熟期が早くなるが日焼けの発生が多くなり、小果となり易い。これに対して、「オレンジ袋」は障害果の発生が少なく、果実の肥大が良いが、熟期がやや遅れるという特徴があります。
↑ 一般に、樹の上方や外側の果樹は白袋、樹の内部に成っている果実はオレンジ袋が使われていますが、当園のこの樹でもおおむねこの掛け方で袋をかぶせました。
「袋掛け」の効果は、当園では防鳥(特にカラスによる食害)が主目的ですが、一般に次ぎの様な効果があります。
①擦り傷を防ぐ ②毛が取れるのを防ぐ ③雨によるレ裂果を防ぐ ④強い光線による日焼けを防ぐ ⑤病害虫の発生を防止する。
先日、東京の4歳の孫からもう、「もうビワは食べられるようになったの」と電話がかかって来ました。 昨年、ビワを食べて、大いに気に入ったようです。楽しみにしているようで、今年も美味しいビワが食べられるように、もう少しお世話を続けようと思っています。
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コメント
美味しそうなビワですね。
投稿: みさき | 2014/06/19 20:41