コブシ(辛夷)の実
マンサクと並んで、里山の春の到来を告げる花 として、古くから里人に愛されてきたコブシの果実を公園で見つけました。
コブシの実はほんのり赤く色づき始めており、公園にも秋の気配が感ぜられました。
↑ コブシの果実は、袋果が結合してできており、幼子がこぶし(拳)を固めたように見える。 和名の「コブシ」は、この「拳」に由来するという。
日本ではコブシの漢字として「辛夷」をあて、「コブシ」と訓読しているが、中国では「辛夷」は「木蓮(モクレン)」をさすので、コブシ=辛夷は正確な表現とはいえないでしょう。
↑ 果皮が破れると、中から赤色した表皮をもつ種子が現れます。
この赤い種子は、白いゴムひものようなものが付いていて、空中にぶら下がります 。よく目立って鳥に食べられ易いようにぶら下がるという説が有力ですが詳しいことは判りません。
↑ 来年の春の準備も着々と進んでいるようで、もう蕾もできています。
↑ コブシ: モクレン科モクレン属 落葉広葉高木 原産地:日本
学名 Magnolia kokus 別名:タウチザクラ(田打桜)、コブシハジカミ、ヤマアララギ
属名の Magnol はフランスの植物学者 P. Magnol に因み、種小名 kobus は和名の コブシ(拳)に由来する。
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