ビワ(枇杷)の摘果
桜の花が咲き始め、満開になったと思ったら、昨日の関東地方は思いがけない「寒の戻り」。真冬並みの寒さになりました。
各地に雪や霙が降り、東京都心は、4月としては5年振り。銚子は90年振りの雪となったが、今日は晴れで、これからは寒さも遠のくでしょう。
昨年の暮に花を咲かせた菜園「まさる畑」のビワが小さな幼果をつけて無事に冬を乗り越え、春を迎えてくれました。
ビワは一般に全新梢の70~80%に着花し、一つ一つの花房に100~200個の花をつけるので、”多産系”の果樹と言えるでしょう。しかし、このまま結実すると小果になってしまうので、適切な摘房、摘蕾、摘花が必要です。
しかし、当地は房州や湘南の温暖地域と異なって、筑波山麓の冬の寒さの厳しい地域なので、寒害の危険性が温暖地域のビワ栽培よりもかなり高く、注意を要します。
昨年度は、軽い「摘雷」・「摘花」をしたのですが、冬の寒さのため、想定した果実数を大幅に下回って、収穫数が激減してしまったので、今年は、暮の「摘雷」「摘花」を止めて、花房や花蕾が冬の寒さで自然に枯死するのに任せることにしました。
その結果は、ご覧のとうり、冬の寒さの自然の淘汰作用によって、人手を使って「摘花」・「摘蕾」するのと同様な効果が得られました(;´Д`A ```。
↑ ① 摘果前の果房(冬越したビワの果房):脆弱な花房や花蕾は冬の寒さで枯込んで、自然に淘汰されました。
↑ ② 摘果後の果房: 枯死した蕾や幼果を取り払って「摘果」しました。自然の手助けを借りた省力栽培です(o^-^o)。
↑ ④ 摘果前の果房: 品種は「茂木」なので、1果房に3~5果を残すことを目安にしています。
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