春の妖精カタクリ : 野川の花1(2018/03/24)
野川の川沿いの散策をして花見、鳥撮をした後、武蔵野の自然を味わえるかなと思い、野川公園の自然観察園に寄りました。
園内はようやく木々の芽生えが始まり、林床にはリュウノヒゲやヤブランの緑は見られたが、大部分は落葉に被われて枯れ葉色でした。何も花は咲いていないな~と、散策路の柵越しから、少々落胆しながら双眼鏡で見回したところ。何やら薄紫色の花らしいものが遠くに認められました。
近寄って、よく眺めたら、なんと「春の妖精」とも言われている「カタクリ」の花ではありませんか!
カタクリは今から11年前の2007年4月13日に筑波山頂で観察し、以後、春になると筑波山に登って花を楽しんできましたが、今季は、この観察園のカタクリが1番花となりました。武蔵野の平野部では今回が初見です。
カタクリは、子供の頃、風邪を引いた時、母親がつくってくれた「カタクリのおもゆ」で、その名前を初めて知った懐かしい思い出のある、古くからの親しみのある植物です。
↑ カタクリ : ユリ科カタクリ属 多年草 野川公園自然観察園(2018/03/24)。
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赤味がかった薄紫色の花を下向きに咲かせます。筑波山よりは開花が早いですね。
↑ 淡い薄紫色の花をしたカタクリの花も見られました。 花は、日に当たると花被片が反り返ります。
↑ つぼみを持った個体は芽が地上に出てから10日ほどで開花し、群落での開花期間は2週間ほどだそうです。
そして夏になると全草姿を見せなくなります。そう言うことから、このカタクリを「春の妖精」とも呼んでいます。
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