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2018/07/18

夏の北海道鳥見行(8):ウトウの帰巣風景--天売島

鳥見行3日目(6.28 その6) 宿で夕食を食べた後、この日のメインイベントであるウトウの帰巣風景の観察に出かけました。

19時に宿を出発。バスに乗って目的地の赤岩展望台に着くと、他の宿からの観察グループも来ており、最終的には50名余の観察者が集まりました。

観察場所は、駐車場脇の広場で、道路脇に柵があり、その内側から観察しました。柵にはLEDの照明が適当な間隔でついていおり、フラッシュは必要ありません(と言うか使用不可)。

現地在住の若い研究者の方の観察時の注意事項や観察の要領などの説明があり、観察が開始されました。

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↑ ウトウの営巣地に、ウミネコが早々と来て、ただずんでいました。ウトウが咥えてきた魚を横取りしようとする魂胆なのでしょう。 

柵にはLEDの照明がついていました。この柵の向こう側のオオイタドリの原にウトウの巣穴があります。

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↑ 陽が落ちて、あたりが暗くなりはじめると、海から魚をくわえてきたウトウが続々と帰ってきます。

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↑ そして、オオイタドリの植生の中に潜り、巣穴に向かって素早く入り込みますが・・・

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↑ その前に、餌の魚の熾烈な争奪戦が始まります。

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↑ その、餌の魚を奪おうとしているのは、同じ仲間のウトウなのですから驚きました。

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↑ 魚を咥えてきたウトウは、可愛いわが子に餌を上げようと必死です。横取り泥棒の嘴を払いのけて、素早く巣穴に潜り込みます。

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↑ このため、魚を咥えている姿を撮ろうと思ってもすぐ巣穴の中に潜り込んでしまうので、とうとう最後まで撮れませんでした。

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↑ いままで、親が海から捕ってきた魚を横取りする捕食者はウミネコ、オオセグロカモメやハシブトガラスなどの他の種属の鳥だけかと思っていたが、同じ仲間のウトウも油断のならない横取り捕食者となることを知ってびっくりしました。

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↑ 天売島のウトウは、環境省の調査注1)によれば、2011年度には全島で営巣された推定巣穴数は415,411巣と見積もられています。

天売j島は約40万の繁殖巣穴数を有する世界最大級のウトウ繁殖地です。今後も大切に見守っていきたい。

注1) 平成23年度 「モニタリングサイト1000海鳥調査報告書」 平成24(2012)年3月 環境省自然環境局 生物多様性センター

 

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