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2019/06/29

三宅島の自然観察・鳥見行(4):亜種オーストンヤマガラ(2019/05/21-23)

ツアー第2日目 午前中は、専用バスで島内を一周して主要ポイントでの自然観察と鳥見をしました。宿に帰り、昼食を食べて小休憩した後、今度は徒歩で宿の近くのアカコッコ館や大路池周辺で探鳥をしました。

観察された野鳥はウチヤマセンニュウのほか、アマツバメ、オオミズナギドリ、シチトウメジロ、アカコッコ、タネコマドリ、イイジマムシクイ、トビなどでしたが、どの鳥たちもそう簡単には撮影させてはくれませんでした。

野鳥の撮影は、対象個体の動きが早かったり、遠くにいてなかなか近くに寄ってくれなかったり、近くにいても枝かぶりで全身が見えなかったり、光条件が悪かったり等々、こちらの都合が良いように撮影させてくれません。

このことを考慮して本ツアーは、撮影困難だったところを再度探鳥するようなプログラムを立てられたのかなと思います。翌日23日は、やり残したポイントで探鳥できるような時間をつくっていただき、ありがたやです。23日、時間ぎりぎりの探鳥で、やっと念願の撮影がきた個体もありました。以下、22日、23日に撮影できた個体をまとめて掲載します。

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↑ 亜種オーストンヤマガラ(2019/05/22 11:56 宿の庭にて)。
宿の餌台にやってきて楽しませてくれました。
亜種ヤマガラは頬がクリーム色で白っぽいが、亜種オーストンヤマガラは頬が赤褐色です。
初見・初撮りの野鳥です。嬉しさ一杯です。
(以下[亜種]の語は煩わしいので省略します)

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↑ 両足で今日にヒマワリの種をかかえて啄みました。

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↑ アカコッコ館の水場でも会いました(2019/05/22 13:51 アカコッコ館水場)

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↑ 水浴びして体がびしょびしょです。

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↑ シチトウメジロがやってきました。
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↑ シチトウメジロが見ている前でオーストンヤマガラさんの豪快な水浴び。

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↑ シチトウメジロ「わ~い!水をとばすなよ~」 オーストンヤマガラ「あ~いい気持ち!!」
と言ったかどうかは・・・・・??

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↑ 宿の餌台に来たオーストンヤマガラ(2019/05/23 07:20 撮影)

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↑ 足環のあるオーストンヤマガラも来ました。

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↑ オーストンヤマガラは三宅島、御蔵島、八丈島の三島のみに生息する固有種だそうです。

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↑ 餌のヒマワリをその場で啄んでたべたり、くちばしで鍬えて運んでゆくオーストンヤマガラなど様々です。

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↑ オーストンヤマガラは沢山会うことができました。
オーストンヤマガラの名前の由来
学名は Parus  varius owstoni (Varied Tit )
和名オーストンヤマガラのオーストンは、本種を発見して標本を作製し学会に貢献した功績により発見者を記念してowstoniと学名に採用されたアラン・オーストン(Alan Owston)氏に由来する。
アラン・オーストン氏はイギリスの貿易商で明治4年(1871)に来日し、横浜に居住して貿易商を営んだ。在日中、ヨット「ゴールデン・ハインド号」をつかい、日本近海の魚類・貝類・鳥類などの収集を行い標本をつくって学会に紹介した。
1953年イギリスに生まれ、1915年(大正4年)11月30日に横浜で死去。62歳。(「コトバンク」による)。
注:人名辞典(akitori.tobiiro.jp)では1916年死去とあるが、どちらが正しいのかは不詳です。

 

 

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