三宅島の自然観察・鳥見行(1):ウチヤマセンニュウ(2019/05/21-23)
A社の三宅島2泊3日のツアーに参加して、島の鳥見と自然を観察してきました。三宅島は今は亡き同窓の友人Y君が勤務していた土地で、彼から島の魅力ある話を聞いて、一度は訪ねてみたいと思っていたのですが、2000年の雄山大噴火と有毒ガス放出で全島民移住避難という事態にいたり、行くことが叶わなくなってしまいました。
あれから19年の歳月が流れました。2005年2月に避難指示が解除されて、島の旧住民が徐々に帰島し始め、もう駄目かと思われていた島の草木が思いのほか早く復活し、島から姿を消したかと思われた野生生物も姿が見られるようになったというので、今回のツアーに参加し、満面を紅潮させ、生き生きとして島の魅力を語った若き頃の旧友の面影を偲びながら島内を巡りました。
↑ 東京竹芝客船ターミナル(2019/05/21)。
前日は低気圧が通過し雨と強風で定期船が全便欠航となりました。そのお陰でターミナルはがらがらでした。
↑ 東海汽船「橘丸」は予定どうり22:30に出航しました。
橘丸:大型貨客船 2014年竣工 総トン数:5681トン 旅客定員:約1000人(最大) 貨物:コンテナ34個
↑ 22日 04:45 三宅島伊ケ谷に入港。
予定時刻より15分ほど早く着岸しました。
ツアーの各自、それぞれ観察機材を準備し、朝食を食べ、出迎えにきた専用バスに乗って早朝の探鳥に出発です。
↑ 1番目のバードウオッチング(BW)スポットは、伊ケ谷港に近い伊豆岬のBWスポットです。
伊豆岬灯台と左手前方にあずま屋(展望観察小屋)が見えます。
伊豆岬灯台:1909(明治42)年 伊豆諸島で初めて建てられた灯台。現在の灯台は、光の届く距離:約22km、灯台の光り方:単閃白光 毎5秒に1閃光 光源:ハロゲン電球 24V 100W レンズ:第5等フレネルレンズ 。
(”伊豆諸島で初めて点灯した灯台 100周年を迎えた「伊豆岬灯台」“ 下田海上保安部作製パンフ)。
灯台の光の照射にフレネルレンズが使われているのですね。フレネルレンズの作製は高度の技術が必要ですが、カメラの望遠~超望遠レンズの軽量化の技術の一つとして採用されています。
↑ 野鳥は、この東(あずま)屋から観察しました。
↑ ウチヤマセンニュウ スポット3a
↑ ウチヤマセンニュウ スポット3b
ガイドさんの説明では今年はウチヤマセンニュウの数が多いように感ずるとのことでした。3か所ほどにソングポイントを選んで撮影しました。
ウチヤマセンニュウ:スズメ目センニュウ科センニュウ属 全長16~17cm 局知的な夏鳥として伊豆諸島のほか、熊野灘、玄海灘、日向灘の島嶼部に渡来する。
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