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2021/04/06

暖地桜桃(暖地さくらんぼ)に「若いサクランボ」の実がつきました。

今年の春は, 上野公園や、千鳥ヶ淵の桜の花見には行かないで、我が家の菜園「まさる畑」の脇に花をさかせた「暖地桜桃(暖地さくらんぼ)」の花や、近くの小学校の校庭に咲いた「桜(そめいよしの)」の花見」をして、春の一時を楽しみました。

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暖地桜桃(だんちおうとう)の花が満開になりました(2021/03/11 写)
暖地桜桃は「暖地でよく育つさくらんぼ」で、小粒種の「桜桃」です。
これに対して、東北の山形県を特産地とするサクランボ「佐藤錦」は大粒種で、同じ仲間の「桜桃」に属します。
注:「桜桃(オウトウ)」と「黄桃(オウトウ)」は発音がおなじですが、前者は「サクラ属」、後者は「モモ属」です。

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「暖地桜桃(暖地さくらんぼ)」は、「桜桃(さくらんぼ)」や「桜」よりも、開花が早い。

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「暖地桜桃」は、「桜」と同じバラ科サクラ属に属しているので、花はサクラによく似ています、

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「暖地桜桃」の花は、「桜」よりも開花が早い。

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「暖地桜桃」の若い果実  (2021/04/05 写)
小粒ですが実をたくさんつけます。

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「暖地桜桃」は、「自家受粉」するので、1本の木でも、花が咲けば自家受粉により、実が沢山できます。
これにたいして「桜桃」(「佐藤錦」、「ナポレオン」、「高砂」、「大将錦」などの品種がある)は、「自家不和合性」で、一般に、異品種を2本以上植えつけて受粉させないと良いサクランボはできません。
「暖地桜桃」の果実は、同じ仲間の「桜桃」の「佐藤錦」や「ナポレオン」などに比べると、実が小さく、完熟すれば、甘みは増すが、味は酸味が強く酸っぱいので、市場ではあまり人気がありません。しかし、ジャムなどにして食べればおいしくいただけます。

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