カテゴリー「動物」の記事

2019/07/21

宮古島鳥見行(2019/06/16~18)⑦:ヤエヤマオオコウモリ

宮古島鳥見行2日目 リュウキュウアカショウビンを観察し、予定した探鳥地をほゞ巡回したので途中1カ所、午前中に訪れてキンバトを観察した下地地区の公園を再度点検してホテルに帰るということになりました。

公園には朝方いたキンバトはまだ居ましたが、あいかわらず樹木の茂みの中にいて、殆ど動きません。すると近くの木にバサバサと音がして何か飛び込んできたものがありました。何者ぞ!とよく見たら、鳥では無く大きな蝙蝠「ヤエヤマオオコウモリ」でした。

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↑ 亜種ヤエヤマオオコウモリ ( 2019/06/17 16:53 宮古島)
ヤエヤマオオコウモリは宮古列島、八重山列島および波照間島の限られた地域にのみ生息している固有亜種です。
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↑ からだ全体は暗褐色だが、首の周りは首輪をしているように白色または淡黄橙色の体毛で被われている。
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↑ ヤエヤマオオコウモリは、胴体の長さ20cm、体重は0.5~1.5kgほどあるそうです。
お腹の下部の丸いものは、♂のシンボルかな?
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↑ 顔の部分をトリミングしてみました。鳥では無くやはり動物ですね!
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↑ 暫らくして少し離れた木に飛び移りました。
食べ物は植物食で、果樹(ビワ、アコウなど)、花蜜(デイゴの花蜜など)や葉、花粉などを常食しているそうです。
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↑ 次々と飛び移って行きます。
この種の大型の蝙蝠は小型の蝙蝠と異なって、自分の眼で見る有視界飛行をしているそうです。
お腹の二つの丸い玉は陰嚢のように見えますが逆光のため定かではありません。

 

 

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2016/08/10

北海道の旅(6):旭岳探勝路のマスコット エゾシマリス

7月26日:この日は天気は晴れていたけれども旭岳の山頂は雲がかかって山容全体は見えませんでした。でも、第二展望台脇を通る登山道でかわいいエゾシマリスにひょっくり会ってしまい、その可愛さに魅せられて、しばらく遊んでしまいました。

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↑ 探勝路のアスコット・エゾシマリスがひょっこり顔を出してくれました。

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↑ 這い松帯から登山道に出たり入ったりして餌を探していました。

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↑ 登山道の木の杭のところに出てくれました。エゾシマリスはエゾリスとともに北海道だけに生息しているリスで、本州に生息しているホンドリス(ニホンリス)とは種を異にしています。

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↑ 大きさは体長(尾を除く全長)15cmくらい、尾長約12cmでかわいいです。

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↑エゾシマリスはホンドリス(ニホンリス)やエゾリスが冬眠しないのに対して、冬の間(10月から4月まで)は地中の巣の中で冬眠するところが違います、。

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2013/07/31

白面(白変種)のタヌキさん

北八ヶ岳山麓の山荘に泊まり、夕方、宿の2階の部屋の窓からふと裏庭を眺めたら、思いもかけない奇妙な動物が目にとまりました。

一見、犬のように見えたが、そうではありません。直感的に脳裏にひらめいたのはタヌキですが、通常見られるタヌキとは大きく変わっていました。

このタヌキと見られる動物は、身体は僅かに茶毛が混じった、白毛と黒毛で被われていたが、顔の大部分は白毛で被われおり、ちょっと犬の顔のように見えました。

翌日、山荘のオーナーに聞いたっところ、白変種(リューシテイック)のタヌキで、昨年の夏突然姿を見せ、今年もちょくちょく姿を現わしているという。

このタヌキは瞳孔が黒いので全身真っ白な白色個体(白子、アルビノ)とは違う白変種(リューシテイック)のタヌキと見られます。

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↑ 山荘の裏庭に現れたタヌキ。瞳孔は黒い(撮影 2013/07/23)。

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↑ 顔面および胸部は白い。胸もとの膨らみは乳房でしょうか。

  もしそうなら、雌のタヌキかもしれません。

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↑ 顔立ちは一見、犬のように見えます。

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↑ 行動は緩慢です。ちょっと立ち止まってあたりの様子をうかがいます。

  耳の外縁、右頬と左後脚が黒毛で被われている。

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↑ 右側面: 背中と腹部は白毛と黒毛で被われて灰色に見えるが、僅かに茶毛が混じっているのも認められる。

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↑ 右頬が黒い。足の皮膚は大部分は白いが黒い部分もある。 

これらの特徴は個体識別の手掛かりとなるでしょう。

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↑ 左側面: 左の頬には黒い斑はないが、左後脚の上部は黒く、左前脚の上部裏側も黒い。

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↑ 「色素の減少により、体毛・羽毛・皮膚などが白くなった動物の個体」を「白変種(リューシスティック、leucistic)」と呼んでいます。このタヌキ(タヌキ)も、画像に見られる特色から「白変種」かと思われます。

一方「メラニンに係る遺伝情報の欠損により白化した動物」は「アルビノ(albino:白化個体あるいは白子「シロコ」)と呼ばれています。

「アルビノ(白化個体あるいは白子)と「白変種(リューシスティック)」は、区別が紛らわしいが、アルビノの個体は瞳孔が赤く透けるおに対して白変種の個体は瞳孔が黒いということで判別できます。

 

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2010/01/02

ペンギンたちの雪中行進

こちらは、北海道旭川市旭山動物園です。ペンギンたちが雪の中を行進します。旭山動物園は冬は雪で厳しいですが、月間入園数は2004年には、7月が18万人余、8月が32万人余に達し、先輩の上野動物園を抜いて日本第1位となりました。 年間入園数は、上野動物園(2006年度約350万人)に次いで現在第2位ですが、2009年度は、ひょっとすると、上野動物園を追い抜いて第1位となるかも知れません。

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↑ キングペンギン(オウサマペンギンとも言う)の群れ。今年(2009年)生まれた幼鳥を真中に置いて、成鳥が周りを取り囲んで幼鳥を守っているように見えます。

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↑ 左:幼鳥は羽が茶色です。 右:こちらは何をしているのでしょうかね。このポーズでじっとしていて動きません。

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↑ マゼランペンギンは室内にいました。

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↑ ペンギンの散歩の時間です。ショウで散歩させているのではないそうです。ペンギンの習性を考慮して、健康のために散歩させているそうで、散歩への参加は、ペンギンの自主判断にまかせているそうです。

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↑ ペンギンの歩行速度もぺンギンの自主性を重んじているそうで、散歩終了までに10分位の遅速があるそうです。

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↑ キングペンギンだそうですが、私には皇帝ペンギンとの区別ができません。
よく見ると、羽毛が鱗(うろこ)のように変化しています。足も寸詰まりになっています。

メモ:①キングペンギンは体長が95cmくらいで、コウテイペンギンに比べて小型であること。②頭部から胸にかけての黄色部分が、橙色を帯びること、③口ばしやフリッパーが長く、相対的に頭身が小さいことが特色としてあげられる。

動画:「アザラシの遊泳」(北海道・旭山動物園 2009/12/24 写)

↑ 冷たい水の中を、ゴマフアザラシが元気で泳いでいました。

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2009/12/31

旅納め「雪の北海道」(4):旭山動物園1

旭川市旭山動物園で雪の中の動物たちに会い、元気をもらいました。

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↑ 旭山動物園の東門入口

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↑ ホッキョクグマ(北極熊):通称”シロクマ(白熊)”と呼んでいます。


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↑ 大好きなお魚を、水の中でもらって、お食事タイムです。


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↑ ゴマフアザラシも冷たい水の中で元気に泳いでいました。

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↑ ホッキョクギツネ(北極狐):夏は褐色、冬は白色と毛色が変わるそうです。

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↑ レッサーパンダ:よく動き回り、食欲も旺盛です。


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↑ エゾシカも雪の中でも元気でいます。

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↑ オオカミの夫婦。

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↑ タンチョウズル(丹頂鶴)。

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2009/10/13

リチャードソン・ジリス(Richardson's ground squirrel)

ヨセミテ国立公園のいたるところで、ジリス(地栗鼠)に出会いました。画象はヨセミテ・ロッジの裏庭で出会ったリチャードソン・ジリス(Richardson's ground squirrel)と呼ばれているジリスです。日本でよく見られる、顔や身体に縞模様のあるシマリス(縞栗鼠:リス科シマリス属)とは違って、ヨセミテで出会ったリスは、体毛が灰色から黄色味がかった灰~茶色で、背中にまだら模様があるリチャードソン・ジリス(リス科ジリス属)ばかりでした。

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↑ ヨセミテ国立公園で出会ったリチャードソン・ジリス(写 2009/09/26)

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↑ 公園で野生動物に餌をあげることは厳禁(違反者は250ドルの罰金を課せられる)ですが、なんとなく、太っているように見えます。

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↑ 背中は縞模様ではなく、まだら模様です。こちらはオスかも知れません。

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↑ 木の上で友達を呼んでいるのでしょうか、鳴き声が聞こえました。

リチャードソン・ジリス:アメリカやカナダの草原に生息するジリスの仲間。ジリスは一般に昼行性で、主にイネ科の植物、果実、根菜、野菜、昆虫などを食べ、穴を掘って穴居生活をし、冬季は気温が低くなると穴の中で冬眠をする。これに対して、シマリスの仲間は巣穴に食物を蓄え、冬は巣穴で暮らすが冬眠はしない。

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2009/10/03

秋のアメリカ西海岸の旅(1)

「西海岸人気3都市と2大世界遺産巡り」というツアーに参加して、秋のアメリカ西海岸の自然を堪能してきました。3大都市とは、サンフランシスコ、ラスベガス、ロスアンジェルスの3市で、2大世界遺産はヨセミテ国立公園とグランドキャニオンです。 
旅行は9月25日から10月1日の7日間で、大事故・大事件にも遭わず、無事帰国しました。
往きは、東京(成田空港)17:10発、ボーイング777に約9時間乗って、サンフランシスコ現地時間10:30に到着。着後、第1日目はツアーの専用観光バスに乗って市内見学。見学コースは、ゴールデン・ゲートブリッジ、ケーブルカーの体験乗車。その後、フィシャーマンズ・ワーフに行き、そこで、いろいろなお土産店、飲食店などなどを眺めたり、買い物したりした後、土地の名物サワードの昼食となりました。

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↑朝方の金門橋: ゴールデン・ゲートブリッジ(金門橋)は、海霧で橋の頂部だけしか見えませんでした(写2009/09/25)。

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↑ 橋の袂からでは、濃い霧で橋は全然見えません。皆さんがっかり! 夏から秋の間は乾期で、内陸部では雨は殆ど降らないが、海岸部は毎朝”海霧”が発生するという。この海霧は午前中だけで、大抵は午後になると次第に晴れ渡って行くそうです。

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↑ この海霧は、湾内の冷たい海水面上を、水蒸気を含んだ暖かい空気が吹き抜ける時、空気が冷やされて水滴が発生し、霧となるためだそうです。湾の冷たい海水の起源は、アラスカ方面から南下してきた寒流が、ここに流れ込んできたもので、この寒流は、さらに西海岸沿いに南下してロスアンジェルス沖まで達するとのことである。

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↑フィシャーマンズ・ワーフ39号埠頭のヨットハーバー内に沢山のアザラシが」いました。海水は冷たいので、海で泳ぐ人はおりません。冷たくて心臓麻痺を起こす恐れが有るからです。

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↑ このアザラシの群は、南下する寒流とともにやってきたそうです。

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↑ 夕方の金門橋遠望:朝方、立ちこめていた海霧は夕方には無くなっていました。霧が陸地に流れ込んでも、夏季は雨が殆ど無いので内陸部(ラスベガス周辺)は雨が降らず乾燥しています(人口200万人のラスベガスの水はフーバーダムから給水されています)。海岸沿いのサンフランシスコは、この寒流のお陰で涼しい夏が過ごせるのだということを知りました。

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↑ バスの胴体に、上↑のような金門橋の絵が描かれていました。ガイドさんが、「こういう姿で金門橋が架けられているのですよ」と、慰め顔で説明してくれました。

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2008/02/19

イタチに会いました

今日は天気もよし、風もあまり強くないので、少し遠い高崎地先の稲荷川の川辺を鳥身散歩しました。散歩をしてまもなく、ふと川岸に繁った草薮を見たら、黄色い動物がじっとしているのに気がつきました。最初は、タヌキかなと思いましたが、周囲の状況からイタチに違いないと思い、しばらく様子を見ました。

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↑ 川岸の、枯れた草薮の穴の出入り口にいました。

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↑ 巣穴でしょうか、出入りできます。

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↑尾の長さが体長の半分を超えないので、チョウセンイタチではなくニホンイタチと判定できます。

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↑ ちょっと、上を警戒しました。用心深いですね。

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↑ 顔は可愛らしいですが、見かけによらず獰猛な肉食獣で、かっては農家の鶏小屋荒らしの害獣として恐れられた。周りに散らばっている黒いものは、このイタチのウンチでしようか? とすると、このイタチ、この辺を根城として生活しているのかも知れません。


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