カテゴリー「樹木」の記事

2017/07/13

アオスジアゲハの幼虫

数日前にアオスジアゲハが庭で舞っていました。クスノキ科植物の葉はアオスジアゲハの植樹(食草)であることが知られています。

そのクスノキ科の植物であるシロダモの木が我が家の庭に生えており、昨年もアオスジアゲハがこのシロダモの葉に産卵しました。

さてはと思って、昨日庭木を点検したら、もうすでに、1齢から4齢までのアオスジアゲハの幼虫が、シロダモの木でお食事をしたり昼寝(w(゚o゚)w?)をしたりして繁殖していました。

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↑ 庭のシロダモの木にアオスジアゲハの幼虫(黄、赤、青丸印)がいました。

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↑ ちょっと見ただけでは気づかないかもしれませんが。2枚目の写真の2匹の幼虫は1枚目の黄丸印と赤丸印の幼虫です。

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↑ 1齢幼虫です。 頭と体に棘があります。 体長2~3mmくらい。

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↑ 1齢から2齢に脱皮した直後。 抜け殻が頭の前に在ります。

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↑ その脱皮した抜け殻を食べています。

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↑ むしゃむしゃ~美味しそうです。

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↑ 食べ終わりました。・・・ 

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↑ 頭の黒ぽい色が緑色になる。

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↑ 第3齢 胴体の部分に細かい模様が付く。

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↑ もうすぐすると、5齢、前葉、蛹になるはずです。

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2016/05/14

「なんじゃもんじゃ」、「ユリの木」、「山法師」と「アカボシゴマダラ」

一雨ごとに木々の緑が増してゆき、晴れ間は初夏の風が肌に快く感ずる頃となり、外出もし易くなりました。

先日(4月27日)久しぶりに水元公園を訪れたら、「この木なんの木、気になる木」の一つ、「なんじゃもんじゃ」の木に花が咲いていました。

公園には「ユリの木」や「山法師」の花も咲いており、大都市の近くで里山の香りを堪能しました。そして、公園の垣根には珍しいのですが、要注意外来生物に指定されているアカボシゴマダラかと思われる蝶が静かに止まっていました。

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↑ ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)の木の花(2016/04/27 撮影)。

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↑ 葉は細長いハート形です。

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↑ 水戸黄門さんとその家来で交わされた上記↑のような逸話があるそうです。

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↑ ユリノキの花(2016/05/11 撮影 水元公園)

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↑ 公園のユリノキの花は満開でした。

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↑ ヤマボウシ(山法師)の花も咲いていました。

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↑ ヤマボウシも見事。大都市の近くで里山の花を満喫しました。

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↑ アカボシゴマダラ♂(のようです): 垣根には珍しい蝶が止まっていました。

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↑ アカボシゴマダラ♀(のようです) :  端正な姿をした綺麗な蝶ですが要注意外来生物に指定されているアカボシゴマダラかと思われます。

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2016/03/28

桜が開花しました。

桜の開花情報が各地から寄せられるようになりましたが、こちらの桜もそろそろ開花し始めたようです。 

近くにある創立130年余という、つくば市でも指折りの歴史を有するK小学校の桜が、曇りのお天気でしたが、お昼ごろになって暖かくなったお陰でしょうか、見事に開花しました。

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↑ 歴史あるK小学校の桜(ソメイヨシノ)が開花しました。 真ん中の桜の木が一番開花が早い。

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↑ 見事に咲き出しました。でも学校は春休みなので、人影はちらほら。

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↑ 咲き始めは蕾のピンクが混ざりあって綺麗です。

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↑ 今日は、予報では曇りで雨や雷雨になるところがあると報ぜられていたのですが、当地は夕方まで穏やかな天気で雨も降らず雷もなりませんでした。

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↑ 小学校は今は春休みで誰も花見をする人がおらず、ちょともったいない気がしますが、

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↑ 入学式の頃は桜並木が満開になっている姿を皆さんに愛でていただけるでしょう。

 

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2015/11/16

キジのお宿のモッコクの樹

裏の柿畑の隅に生えているモッコク樹は定期的な剪定をしていないため、枝葉が繁り放題で、樹形がかなり乱れています。

しかし、野鳥にとっては、綺麗に剪定された庭木よりは、自然形に近い樹木の方が身を隠すのに都合が良いようで、いろいろな野鳥が休みに来たり、泊まりに来たりしています。

先日(11/14)、大きな羽音がしてこのモッコクの木に止まった鳥影が居間から見えたので、窓を開けてそっと覗いて見たら、なんとこの周辺を縄張りにして徘徊している雄のキジさんでした。

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↑ 裏のモッコクの木にキジ♂がやってきました。

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↑ キジ夫君、手入れが行き届かず、ぼさぼさに繁ったこのモッコクの木が気に入ったようで、一晩お泊まりしました。

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↑ キジは、この周辺を縄張りにしているキジ夫君のようです。

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↑ 「モッコク」は、「モチノキ」、「モクセイ」と並んで”庭木三名木”あるいは、「3モ」、「3M」などと呼ばれ、日本式庭園の定番樹種として人気があったが、今日では自然放任されたぼさぼさのモッコク樹は、野鳥たちの格好の憩いの場として人気(鳥気?)を博しています。

パソコンの調子が悪く、記事のUPが遅れています。デスクトップ(Window’s 7)をメインに、ノートパソコン(Window’s 8.1)をサブとして使っているのですが、Window’s 10へのバージョンアップという問題が生じて、その対応に悩まされています。パソコンのメンテや、愛用のアプリソフトや記事のバックアップに手間取り、ブログへの書き込みが遅れてしまいました。 乞御容赦。

 

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2015/10/16

種子と落ち葉:ゴーヤ、おくら、ユリの木

一雨ごとに秋が深まって行きます。夏野菜としてお世話になったゴーヤオクラ、出来の良い果実を選んで乾燥させて種子を採りました。 種子は来年の春またお世話になるので、それまで、しっかりと保存します。

ユリの木の街路樹が並ぶ西大道りの歩道を久しぶりに歩いて通りました。歩道には黄色や茶色の色とりどりのユリの木の葉や果実が落ちていて、思わず足を止めてしまいました。

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↑ ゴーヤの種子が採れました。

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↑ ゴーヤの種。ちょっと面白い形をしていますね。遠くから見ると亀の子味谷に見えませんか。

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↑ オクラの実も乾燥して中の種子が採れる状態になって来ました。

これだけあれば、来年の種播き用の種子としては十分でしょう。

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↑  ユリの木の街路樹は黄葉が進み、色とりどりの落葉が歩道に落ちていて、その味わいのある見事な彩に惹かれて、おもわず足を止めてしまいました。

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↑ ユリの木の実も落ちていました。一つの花に実は100個くらいつくそうです。

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↑ 種子にはヘラ型の翼がついています。

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↑ 葉の形が「半纏」に似ているので「ハンテンボク」とも呼ばれる。

別名ハンテンボク、グンバイノキ、ヤッコダコノキとも呼ばれる。

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↑ こちらは「グンバイ」それとも「ヤッコダコ」に似ているでしょうか。

 

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2015/10/03

里山の秋:ムクの実とゴンズイの実

神無月です。里山も秋が深まりつつあるようです。河畔に生えたムク(椋)の木の実が黒く熟しはじめました。

そして、雑木林の中ではでは、ゴンズイ(権萃)の赤い実が花が咲いたかのように、遠くからでも良く目立つようになりました。

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↑ ムク(椋)の青い実。 葉は虫に食べられてボロボロになってしまいましたが椋の実は何か虫除けの秘訣があるのでしょうか健在です。

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↑ ムク:ニレ科ムクノキ属 落葉高木 5月頃に淡緑色の花を咲かせ、晩秋の頃卵形球状の実が黒く熟す。

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↑ 黒く熟したムクの実は食べられます。ムクドリがこの実を好んで食べるということから「ムク」の木と名付けられたという。

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↑ ムクの木の葉。エノキの葉に似ているがエノキよりもギザギザ(鋸歯)が鋭い。葉は似ているが実はムクの木は熟すと黒くなるのに対して、エノキは緑から黄色、橙色、赤色となる。

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↑ 林の中では、ゴンズイの赤い実がよく目立ちます。

ゴンズイ:ミツバウツギ科ゴンズイ属 落葉小高木

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↑ ゴンズイの実が割れて、中から黒い種子が現れます。

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↑ ゴンズイの赤い果実(袋果)はよく目立つのですが、まだ鳥が食べてているところを目撃していません。

この植物のゴンズイは、魚のゴンズイ(権瑞)と同じように「役に立たない」木という意味を持っているようですが、本当に役に立たない木なのかどうかは判りません。

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2015/09/16

コブシ(辛夷)の実

早春の里山に遠目には白い桜の花が咲いているように見えるコブシは、かつては農作業を始める目安ともされました。

このため、コブシの木は里人たちのシンボル・ツリーとしてに大事に守られて来ていたが、都市化された地域では大木のコブシは邪魔扱いされて、切り倒されたりするところも出てきました。

しかし、春先の花の少ない時期に花を咲かせてくれる貴重な花木として、最近では、市街化地域でも、街路樹や公園樹として植えられたりして街の人々にも目に触れる機会が多くなったのは嬉しいことです。

その、早春の花木コブシ(辛夷)の果実が熟して中から赤い種子が顔を覗かせ始めました。

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↑ 果実が色づき始めたコブシの木(2015/09/15 撮影 )。

コブシ:モクレン科モクレン属 落葉高木 和名:こぶし(拳) 漢字名:辛夷

和名の「こぶし」は、果実の形状がこぶし(拳)のようにでこぼこしているのに似ているために名付けれた。漢字ではコブシに「拳」よりも「辛夷」を当てることが少なからずある。しかし、現在の中国では、「辛夷」は「モクレン」を指すという。

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↑ 赤く色づいたコブシの果実。

多くの果実が左右対称形あるいは軸対称形の均整のとれた形状をしているのに対して、このコブシの果実は非対象形の果実です。

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↑ どれ一つとっても同じ形状の果実はありません。実にユニークな形状をしているのに魅せられました。

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↑ コブシは袋果の集合果で、当初は果皮が緑色であるが、登熟が進むにつれてピンク~赤色になり、さらに水分が消失して褐色になると果皮が裂けて中から赤橙色の種子(1個ないし2個)が出てくる。

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↑ 種子に外力が働いて引っ張られると白い糸状のものが伸びて種子がぶら下がります。

この白い糸状のものは「珠柄」あるいは「種糸」と呼ばれています。

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↑ 種子は2個ついているものは、それぞれの珠柄がのびて種子がぶらさがります。

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↑ 注1:今回の珠柄(種糸)でぶら下がった種子の写真は筆者が手で種子を引っ張ってぶら下げたもので、自然に珠柄が伸びてぶら下がったものではありません。珠柄が自然に伸びずに、種子は殻つきのまま落下する方が多いと報告している文献もあります。

注2:名前の由来については拙ブログ(2010/09/11UP)にも記載されています(ただし誤謬があるかも知りません)。

 

 

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2015/09/08

チロリアンランプ:まだ咲き続けています。

今日は一日中雨でした。台風情報によると台風18号は北上を続け、あす9日に三重県に上陸する恐れがあるという。

この、台風襲来の影響で、あすの当地は「雨で昼前から雷を伴って激しく降るところがあるでしょう」とのこと。傾斜地では土砂災害の発生にも警戒が必要です。

秋雨の季節に入って、夏の草木の花は大方が終り、秋の花の季節へと交代しつつあります。その中で、チロリアンランプは、多少勢いは落ちたが、まだ元気に次々と花を咲咲かせています。

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↑ 夏の花チロリアンランプがまだ咲き続けています( 2015/08/31 撮影)。

チロリアンランプ: アオイ科イチビ属 常緑性低木(半つる性花木) 原産地:ブラジル南部 和名:ウキツリボク(浮釣木) 別名:チロリアンランプ

学名:Abutilon megapotamicum

花の咲き始めは、「赤い提灯」、あるいは「赤いホオズキ」のような形をした部分が緑色から、次第に赤色に変わります。この赤い部分は花を包む「顎(ガク)」だそうです。

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↑ 「顎」の真ん中から黄色い花が顔を出しました。

そして、黄色い花の中央から赤紫色の花柱が伸びてきました。この花柱には雌蕊と雄蕊が付いています。

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↑ そして、さらに時間が経つと・・・・花柱が少しづつ伸びてきます。

授粉すると種子ができる筈ですが、私は未だ見たことがありません。

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↑  今日は雨。大分涼しくなりましたが、まだ後続の花が控えています( 2015/09/08 撮影)。

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↑ チロリアンランプは、熱帯花木なので寒さには弱いが、一般の熱帯花木に比べればかなり耐寒性が強い。

 我が家の庭のチロリアンランプは、露地植えで、さしたる防寒対策はしていないのですが、毎年どうにか冬を越してくれます。

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2015/09/07

ヤマボウシ(山法師)

暑かった夏があっという間に過ぎ、一雨ごとに涼しくなり秋の気配が濃くなって来ました。

しばらくごぶさたした里山道のヤマボウシは如何に?と買い物に行く途通に寄ってみたら、今年も沢山の実がついていて赤く熟し始めていました。

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↑ 赤く熟し始めたヤマボウシの果実( 2015/09/06 撮影)。

初夏に白い花を咲かせ、秋に赤橙色に熟した実をつけるヤマボウシは山里のシンボルツリーとも言えるでしょう。

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↑ 橙色に色づいたヤマボウシの果実。

ヤマボウシ:ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属 落葉高木

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↑  赤橙色に熟したヤマボウシの果実。

白色の花は6~7月頃に咲き、トゲのあるサッカーボールのような果実は集合果で9月頃に赤熟する。

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↑ 「食べられる」とは知っていたが、今まで食べたことはなかったので、ちょっと味見をしてみました。

赤い実はちょっぴり甘くて、肉質はざらざら感があるが、いけます。生でたべるほか、果実酒やジャムなどにしてもよろしいそうです。

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↑ 中には種子が1個ありました。大きな果実には3~4個もあるそうです。

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2015/02/28

白梅・白加賀が咲きだしました。

まだ少々肌寒い日もありますが、このところの雨と、今日の暖かい日差しで、庭の白梅・白加賀が咲きだし、良い香りを漂わせています。

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         白梅の白加賀が青空に映えて綺麗でした。

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        白加賀は、花もよろしいが、梅の収穫も楽しめます。

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 ヒヨドリさんは来るのですが、今年は、まだメジロさんが来てくれません。

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メジロさんが来てくれると嬉しいのですが、今年も来てくれるかな~

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